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【歌詞解釈】SixTONES「この星のHIKARI」

SixTONESの「この星のHIKARI」が大好きです。 「好き」という言葉が使われていないけれど、一途に思っていることが伝わってくる曲だなあと思います。

 


SixTONES「この星のHIKARI」(Summer Paradise 2018 in TOKYO DOME CITY HALL)

 

作詞:川口進 作曲:川口進/Dele Ladimeji

Wow Wow Wow Wo… Yeah Yeah Yeah.

Wow Wow Wow Wo… Yeah Yeah Yeah.

うつむく その横顔も

ふと見とれてしまうから 目をそらす

「その横顔も」とあるので、横顔以外にも見とれてしまうことがある。「うつむく」からは、「君が落ち込んでいる」とも読み取れます。

 

君の手を取り このままどこか遠くまで

譲れない 情熱が今も 

君を連れ出したいというほどの情熱がある。「今も」ということは、以前からそのような情熱があって、引き続いて「今でさえも」同じ熱量でそう思っている。長く片思いしているのかもしれません。

 

もう僕のそばにいたらいいと 素直に言えたなら

そんな一言 伝えられない

僕は空を見上げている

「もう僕のそばにいたらいい」には、「僕のそばにいたらそんな思いさせないのに」という意味が含まれている気がします。君を受け止める覚悟をして「〜したらいい」と提案しており、「僕のそばにいて」と願望だけの言葉は使っていないのだと思います。けれどそれは「伝えられない」でいる。「空を見上げている」のは途方に暮れているようにも見えますし、空を見上げて君を思っているようにも見えます。Aメロの「うつむく」と結びつけるならば、おそらく「失恋して落ち込んでいる君に対し、思い切った言葉を言えない片思い中の僕」でしょうか。

 

この星に溢れてる 光り集めて

君を照らしてゆく Forever

瞳の奥に まだ僕はいない

歯がゆさも 抱きしめながら

誰かが君の前に 現れてしまうまでに

今届けよう

その全て僕の手で守り続けて行くからね 

情熱がありながら「もう僕のそばにいたらいい」と言えないのはなぜなのか。たぶん、「瞳の奥に まだ僕はいない」からなんですよね。その状態で告げても、そばを離れることになるかもしれない。だったら、告げずに「守り続けて行く」ことを決めているのです。「今届けよう」としているものは何なのか。「もう僕のそばにいたらいい」という気持ちでしょうか。もしそうであれば、「誰かが君の前に 現れてしまうまでに」はどうにかしたいと思っていることになります。

 

二人でいると時間はこんなに

すごいスピードで 駈けていく どうしてだろう Yeah

時が止まればと 初めて感じた

君が教えてくれた

二人でいることが本当に楽しくて、一緒に過ごしていると時間がすぐに経ってしまうように感じる。「時が止まれば」いいと「初めて感じた」のは、君だったから。他の人にはなかった感覚。君が唯一無二の存在であることを表しています。

 

この星に溢れてる 光り集めて

君を照らしてゆく Forever

瞳の奥に まだ僕はいない

歯がゆさも 抱きしめながら

誰かが君の前に 現れてしまうまでに

今届けよう

その全て僕の手で守り続けて行くまで

Wow Wow Wow Wo… Yeah Yeah Yeah.

Wow Wow Wow Wo… Yeah Yeah Yeah. 

「君を照らしてゆく Forever」は、「(僕にとって)君は永遠に光り輝いている」という意味かと思います。また、1番のサビでは「守り続けて行くからね」とありましたが、「守り続けて行くまで」と変わっています。「行くからね」は呼びかけ、「行くまで」は強調または限度を表しているように聞こえます。「行くまで」の後には、何か言葉が省略されているのかもれません。私は「待っていて」かな、と思いました。君にふさわしい僕になって瞳に映るまで待っていてほしい、という気持ちが込められているのかもしれません。