【歌詞解釈】ジャニーズWEST「Into Your Eyes」
作詞には淳太くんが関わっていて、ラジオによると「2回裏切られる感じ」の内容だそうです。それも踏まえて見ていきます。
作詞:中間淳太/Komei Kobayashi 作曲:Josef Melin/Adrian Mckinnon
Yeah... Hey girl... Come here...
Woo... Something I wanna say
You know, Listen up
こっちに来て。話したいことがあるんだ。ねえ最後まで聞いて。
「girl」とは曲中の「君」を指すと考えると、呼びかけていることになります。
何気ない 平日の夜
約束もないけど こうして会えたね Alright
苦いコーヒー 飲めないくせに
「私もそれで」と 笑う
約束していないけれど会えたのは、いつも落ち合う場所だったからでしょう。わざわざ「平日の夜」とあるのは、「平日の仕事終わりでも会いたいほどの関係性」、もしくは「休日に会うことができない関係性」と考えられます。この時点では、普通の恋人同士のようにも見えます。
まるで 子供みたい
そっと 君を引き寄せ
「嘘つきめ」と抱きしめる
お店で落ち合っているとしたら、「周りも気にせず抱きしめられるようなオープンな交際をしている」、または「2人を知る人が周りにいないとわかっているため大胆なことができる」とも考えられます。
Look into your eyes, girl
何も言わないで
Look into your eyes, girl
その笑顔は誰にも見せないで
鳴った 電話に 遮られた時間の
続きを 探そうか?
ここで疑問が2つわきました。なぜ2人を邪魔するように電話が鳴ったのか。なぜ何も言ってほしくないのか。
「続きを探そうか?」と提案しているのは、「ここでやめることもできるけど…」という意味を含んでいるのかもしれません。「続きを探そう」であれば主人公のエゴになりかねませんが、「続きを探そうか?」とすることで相手の同意を求めています。「この関係を続けたいのは君もだよね?」という問いかけに等しい。ちょっとだけ大人のずるさが描かれているような気がします。
Oh 君へと 近づくほど
友達のフリがうまくなってく Oh no baby
ワガママだって 愛せるけど
本当の 気持ちは 言えない
2人の仲が深まるほど友達のフリがうまくなる=公にできない関係性である、ということがここの歌詞でわかりました。2人は浮気をしているのかもしれません。なので会っている時も電話が鳴ってしまう。そして、誰に対して「本当の気持ちは言えない」のでしょうか。私は「君のワガママだって愛せるけど、君に本当の気持ちは言えない」と解釈しました。主人公は、君に対して何か後ろめたいことがあるのかもしれません。
振り返りざま そっと 笑う 君に
「またいつか」と手を振った
君は振り返って笑いかけるほど主人公を好いていますが、 それに対し「またいつか」と少し温度差があるように感じました。「またいつか」と言ってしまうのは、次に会える約束ができないからなのかもしれません。突き放しているようにも聞こえます。もしかしたら、関係が解消してもいいように、毎回「またいつか」と言っているのかもしれません。しかし「約束もないけどこうして会え」てしまう。関係を終わらせることができない。
Look into your eyes, girl
どこにも行かないで
Look into your eyes, girl
その言葉を静かに飲み込んで
最終 電車に 乗り込んでいく君の
背中を 見ていた
「どこにも行かないで」というのが主人公の本心。それを飲み込んで「またいつか」と突き放しているようです。 君とは朝まで一緒にいることができないので、名残惜しいけれど最終電車に間に合わせている。
Get down, Break down
もっと恋に落ちてく
Get down, Cuz I can't stop
瞳に溺れてく
Get down, Break down
もっと君に堕ちてく
Get down, Cuz I can't stop
瞳に溺れてく
Woo... Pretty baby ( Into your eyes )
Keep on lovin' ( Lovin', Lovin' ), Keep on lovin' ( All day )
get down = 降りる break down = 壊れる cuz = because
安泰な日常から降りて、正常な関係も壊れて、君に夢中で溺れていく主人公。覚めることもなく、好きでたまらない。君しか目に映っていない。
Look into your eyes, girl
もう何も聞かないで
Look into your eyes, girl
許された 時間を壊さないで
Won't stop 君を
愛すほどに Lost my way
濡れたシャツもTake off
won't = will not = するつもりはない lose one's way = 迷う take off = 脱ぐ
「何も言わないで」という歌詞から「もう何も聞かないで」と変わりました。君が何かを聞くことで、「許された時間」が壊れそうになったようです。しかし関係をやめるつもりもなく、愛すほど迷い込んでしまった。君の涙で濡れたシャツも脱いで(もう涙するような悲しいことも忘れて)今は抱き合っていたい。
Look into your eyes
肌を重ねDancing
Look into your eyes
首に残すルージュと過ち
今日も 君の
寂しげな瞳が
うつす指のウソ
ここの歌詞を見て、主人公は既婚者であり、君に対して「妻とは別れるつもりだ」「離婚するかもしれない」等ほのめかしているのではないかと思いました。「指のウソ」とは、君に対して思わせぶりな態度をとりながら、結婚指輪を頑なに外そうとしないことだと思います。君からしたら、主人公にこそ「ウソつきめ」と言いたい。主人公はこの不倫関係を解消しなければと心のどこかで思っているが、別れを告げることができないほど愛してしまい、行き場をなくして迷い込んでしまっている。この先どうするかなんて口にしてほしくないので、いつも言葉を遮っている。君は「いつになったら奥さんと別れてくれるの?」「それとも私と別れる?」と聞いてみるけれど、どっちつかずの態度に嫌気がさして、わざと首元にキスマークを残してみた。これで何かが変わるかもしれないという期待をこめて。
私がブログを始めたきっかけは、「SCARS」と「Into Your Eyes」の歌詞解釈が書きたかったからでした。やっと考えがまとまりました〜!あらゆる方がすでに解釈されているので、n番煎じではありますが書いてみました。やっぱりこの曲がとても好きです。